出稼ぎ出張パパクーラ♪ヽ(´▽`)/
2月17日(水)
目覚めると曇り空…
どうやら今日も予報は雨らしい…。
横で寝ていたツトムもほぼ同時に起きたので、近所の教会にコーヒーをもらいに行く。
図書館から10分程歩いた場所にある教会には近所のホームレスのオッサンや旅行者がたくさんタムロしている。
中へ入るとすぐにカウンターの前にいたオバちゃんがコーヒーを出してくれた!!
いただきます♪
恐らくというかまー確実にホームレスに愛の手を的な教会のボランティアなんやろな…。
なんかスンマセン…
ツトムは朝からバスキングに行くようなので俺はそのまま図書館に戻って作業をこなす。
今日はこの前えー感じだったパパクーラへと出張バスキングに行くつもりにしている。
できれば晴れてほしかったな…
11時頃ツトムが午前中のバスキングを終えて戻ってきたため、一旦休憩して外でパンを食べる。
その時に彼が、持っていた缶詰を開け始める。
それは!!!??
間違いなく俺がウロンゴンで味がなさ過ぎてゴミ箱に放り投げた小魚の缶詰!!!
ところがツトムはやたら美味そうにパンに挟んで食べ始めた…。
どんな味覚しとんねん…。
と思ったら彼が食べているのは味があるタイプらしく、前回の俺は味がないタイプを買ってしまっていたようだ…。
少しもらったら普通に美味しかった…。
一つ勉強。
食後彼はまたバスキングへと戻る。
俺は作業を終わらせて、ゲンさんが泊まっている宿に荷物を預かってもらえないか聞きに行く。
昨日ゲンさんに聞いた感じでは大丈夫そうだったが、スタッフに尋ねるとそのサービスはやってないと言われる…。
あらら…
おかしいな…
正直この雨の中荷物を全部持って移動するのはキツい。
ぜひとも預けて身軽な状態でパパクーラへ行きたい!!
ツトムのバスキング場所まで行って彼に荷物を預かってくれる宿を教えてもらう。
色々知っとんな…。
駅の手前の通りを右折し、目当ての宿までやってきた。
かなり人気があるのか、すごい行列…
入り口が狭いのでけっこうな人ごみ…
まーしゃーない…
ところが最後尾に並んで散々待ったあげく、
「今倉庫がいっぱいなんだ。」
うぉぉ…
マジか…
…
このまま行くか…。
ちょっと行って帰ってくるだけの移動でもこの荷物があるだけで重労働…。
おまけに雨…。
気が重いですな…。
ただ今日は出張バスキングのため大して移動しないのでマシ。
そのまま宿を出て荷物を引きずりながら駅へ。
8.5ドルで切符を購入し、すでに停車していた電車に乗り込む。
約40分ほどでパパクーラ到着!!
天気は悪いが雨は降っていない様子!!
良かった♪
が、
駅を出た瞬間降り出して来た…。
頼むぞホンマ…
目の前のバス停へ避難し、しばらく待機してから少し雨脚が弱まった瞬間を狙ってメイン通りへ!!
前回のカウントダウンは夜にして、まずは約1km離れた場所にある大きなカウントダウンを目指す。
こちらはしっかりした屋根がついているためこの雨でも問題なく歌えそうだが人通りはどうか。
それに連日止められているのでそちらも気がかり。
色々マイナスなことを考えながら4時から歌い始める。
5時半に終了…。
けっこうウケた♪ヽ(´▽`)/
一旦終了し、店内でレモネードとスナックとプラム、食パンを買ってお礼を言って出てくる。
やっぱパパクーラえー感じ♪
雨も少しマシになったようで気分も軽い♪
駅前のカウントダウンへ戻る前に図書館で先ほどの清算をし、通りにあるベンチでスナックとプラムでオヤツ。
さあ移動しようかという時に再び雨が降りだした…。
慌てて駅前店へやってきたが、ここの大問題は屋根がないこと…。
入り口がほんの少し壁からくぼんでいるためなんとか普通の雨は凌げるが、少しでも風が強くなると入り口前にも雨が入ってくる…。
荷物が濡れないように工夫しながら通行人の邪魔にならない場所へ陣取り、7時ちょうどから第二部開始!!!
けっこうな雨にも関わらず、やはりいい感じの駅前店!!
歌いにくいけど…
数分後…
気分良く歌っていると、めちゃくちゃに酔っ払った兄ちゃん二人が話しかけてきた。
いや、話しかけてきたというよりどうやら文句を言っているようだ…。
片方の痩せたほうはそうでもないが、黄色のシャツのゴツい方がなにやら怒っている…。
???
しかも英語ではなくどこか違う国の言語…。
さらにジェスチャーも意味不明なので何に対して怒っているのかさっぱり分からん…。
兄ちゃんは興奮しながら俺の顔面まで10cmの距離で鼻息を荒げながらわめく…。
ツバ飛びすぎ…
酒くせー…
ほんで瞳孔開きすぎ…
ホンマに酒だけか自分???
うわ…
めちゃくちゃめんどくさい…。
なだめる言葉すら通じねー…。
兄ちゃんは10cmの距離から全く動かない…。
歌えねー…。
しかも途中でわめくのをやめ、俺の目を見つめたまま一時停止ボタンを押したような体勢で止まっている…。
ヘタに刺激すると俺の太ももぐらいありそうな腕で瞬殺されそうな空気…。
こえぇ…
切り抜け方が思いつかなかったので、笑顔を作ったまま俺もジッと兄ちゃんを見つめてみる…。
気まずい…。
謎の言語でもえーからなんかしゃべってくれ…。
体感で、恋人同士でもこんなに長い時間見つめ合わないのではないかというほど見つめ合っていると、店内からめちゃくちゃゴツいセキュリティのオッチャンが現れた!!!!
オッチャンは彼らに
「店の前で酒を飲むな。そして彼に絡むな。」
と諭してくれた!!!!
彼らはオッチャンにも何か文句を言っていたが、オッチャンが再度何か言うとようやく去って行った…。
「おい!この辺りの酔っ払いには気をつけろよ!!ナイスシンギング!!!」
と笑顔で親指を立てて店内へ戻っていくオッチャン。
シブ…
ありがとうオッチャン!!!
気がつけば15分経ってる…。
どんだけ見つめ合っとってん…。
気を取り直して再開!!
その後は特にトラブルもなく、強くなってきた雨のせいで若干濡れながらではあるが楽しく歌う♪
向こうの店とは違い、こちらの店にやってくる客は70%がマオリの人たち!!
なぜか興味を持ってくれる率が高い♪
一緒に歌ってくれたりする♪
パパクーラやっぱ最高♪ヽ(´▽`)/
このまま閉店まで歌おうかなと思ったが、雨がキツくなってきて荷物を移動させてもけっこう濡れ出してきた…。
ちょっと続けるの厳しいかな…。
それどころかこのまま止まんかったら寝床にしようと思ってたバス停もキツいんちゃうか…。
どこで寝るねん今日…。
なんとかマシになってくれることを願いながら歌い続けていると、目の前の車から出てきたオバちゃんが走ってきて、
「あんた今日はどこで寝るんだい?家のガレージでよければ寝かせてあげるからおいでよ!!」
うぉぉぉ!!!
行かせていただきます!!!!!
「あんた何時まで歌うの?1時間経ったらもう一度迎えに来てあげるからそれまでここにいな!!!」
と言ってオバちゃんは去って行った。
助かったーーー!!!!
めちゃくちゃありがたい!!!
その後なんとか雨を避けながら歌い8時40分頃に再びやってきたオバちゃん(アロハ)の車に乗せてもらう。
彼女は
「三菱の中古車を買ったんだけどナビが日本語だから使えないんだよ!!!」
と憤っていたため、後でセッティングを英語に変えられるかどうか試してみることに。
5分ほどで彼女の家に到着。
ガレージに荷物を置かせてもらう。
ただ、ガレージといっても奥にベッドもコンセントもあり、おまけにワイファイまで飛んでいる…。
なんというVIP待遇…。
彼女は明日朝が早いらしくもう寝るようなので、大急ぎでトイレとシャワーを借りてガレージへと戻る。
中で食パンを食べていると雨が大降りに!!
強風を伴って荒れ狂い、ガレージ内にも轟音が鳴り響く!!!
助かった…。
あのままバス停行ってたら今頃びしょ濡れになって途方に暮れていたであろう…。
雨を凌がせてもらえるだけでもありがたいのにベッドまである…。
アロハ!!
どうもありがとう♪ヽ(´▽`)/
奥の部屋で清算を済ませ、下書きを少し書いてから12時前に眠りに就く…。
本日の結果
屋根付きカウントダウン
93.1ドル♪ヽ(´▽`)/
駅前カウントダウン
87.2ドル♪ヽ(´▽`)/
計 180.3ドル♪ヽ(´▽`)/
ありがとうございます♪ヽ(´▽`)/
おやすみ!!!
↓を押すと、謎の言語を操る憤慨ムキムキマッチョマンに彼の心を穏やかにする運命の女性が現れます。(もうすでにいるのならお手上げです。)
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