酔っ払いの思考回路を教えて下さい。のオークランド♪ヽ(´▽`)/
2月4日(木)
いつものように8時半頃目覚めドリトスとクッキー&食パンで朝食を食べてから図書館へ。
作業を済ませてから色々調べると、どうやら見に行こうかなと思っていた場所が全て南島だということが判明…。
ニュージーにいられるのはあと2週間ちょっと。
しかも戻りの飛行機はオークランド発…。
せめて南島のクライストチャーチ発の飛行機にしておけばそのまま南を目指せたのに…。
深く考えずにオークランドにしてしまったため、この日程では北島を回るぐらいが精一杯…。
失敗ですな…。
まー元々特にどうしてもニュージーランドに来たかったわけではないので、雰囲気や景色を肌で感じることができればそれで良いとは思うが…。
…
今更あれこれ言ったところでどうにもならん!!
とりあえず今日はもう一日だけバスキングをして明日ハミルトンという所に向かってみよう!!!
ということで2時過ぎに図書館を出て人通りが多いという海沿いの駅の周辺へとやってきた。
恐らくオークランドには今よりも稼げる場所があるはず!!
バスキングの旅をしていると、苦労するポイントでもあり楽しみでもある場所探し…。
一番良いのが地方都市のスーパーの前。
駐車場があるような場所で、ある程度人の出入りが多ければ止められない限り通常稼動の1時間半でもそこそこは稼げる。
問題は大都市に来た時!!
バスカーが数多くいて、道行く人たちもありきたりなバスキングなど見慣れてしまっているため、反応が人通りと比例しない…。
ここオークランドでも例外ではなく、なんとか3時間がんばってソコソコという結果なのでキツイ感は否めない…。
が、場所や時間帯によってもずいぶん変るため、試行錯誤が必要になる…。
偉大なる先人達も手探りで探し当て、そして稼いでいるハズなので泣き言は言ってられん!!
そう思いやってきた駅前であったが、一番良さそうなポイントには盲目の兄ちゃんがマイクで歌を歌っていた。
クソ上手い…
プロけ…?
駅周辺にとどろく兄ちゃんの歌声を避けて歌えそうな手ごろな場所を探してみたが、
屋根がなく吹きさらしで風が台風の如く吹き荒れているような通りしかなかった…。
おぉぉ…
ちょいとキツそうですな…。
グルグル歩き回っているとすでに3時を回っていた。
海側へ来たもう一つの目的は5日間浴びていないシャワーを浴びに行くこと。
近くにあるプールで5ドルで借りれるらしいのでオークランドから移動する前に汚れを落としておこう!!
ここでのバスキングはあきらめ、通りを海沿いに歩きプールへとやってきた!
受付のオバちゃんに5ドルを渡し中へ入ると、ボディーソープ備えつきのシャワーがあった♪(温水)
連日の野宿で真っ黒になった体中をくまなく洗いまくり、服も着替え、
グランドオープンのパチンコ屋のトイレのようなキレイな体になってプールから出てくる。
後でツトムに聞いたところ、「見学です。」と言って中に入れば、同じようにシャワーを使えて1ドルで済んだらしい…。
なんじゃその裏技…。
達人け…?
そんな感じで身も心もサッパリし、クイーンストリートを歩いてカウントダウン方面へ戻る。
もう時間もないしカウントダウン→シビックのコンポでえーわ!!
今日は朝からTPPの抗議デモがあったらしく、街にはプラカードを持った若者達が溢れていた。
もうすでに終わってしまったようで、人通りも落ち着きを取り戻している。
しまった…朝から歌っとけばよかった…。
まー知らんかったしな…。
バーガーキングで5ドル飯を食べてカウントダウン前へ向かい、4時半から歌い始める!!
最初の30分でそこそこ入ったが、その後はポツポツ…。
1時間半後の6時に終了!!
店内で新たに食パンとドリトス、リンゴを買い足しアオテアスクエアで少し腹に入れる。
7時半から第二ラウンド開始!!
よし!
オークランド前半戦ラスト勝負や!!!
なぜか今日も人通り少ないけどたのんます!!
と歌い始めること20分。
隣のダイソーのマネージャーさんが出てきて、
「週3日ぐらいなら大丈夫ですけどさすがに毎日は…。」
と言われる…。
今日で最後ですと言うとOKしてくれて、
「がんばってくださいね♪」
と言ってもらえたが、さすがに申し訳ないのでその後2曲だけ歌ってちょうど8時で終りにする。
終了間際片手にギター、もう片方にウォッカの瓶を持ったオッサンに話しかけられる。
オッサンはベロベロに酔っ払っていて、足元がおぼついていない…。
おまけにヘベレケ特有の人の話を全く聞かないモードに入っているので非常にめんどくさい…。
オッサン「お前どこからきた?」
「日本。」
オッサン「俺はバスできた!!!どこに寝てる??」
「図書館の上の公園。」
オッサン「コニチワ!!」
「こんにちわ。」
オッサン「どんな歌が歌える??」
「ほとんど日本の歌。」
オッサン「俺の家に来い!!」
なんでやねん!!!
話が全くかみ合わない…。
ところが、
「俺友達おるからやめとくわ!!」
と断ると、
「ソイツも一緒に来い!!」
ソコは伝わるんやな…。
オッサンは9時半に図書館に行くから待ってろと言い残し、フラッフラのまま通りへ消えて行った…。
う~ん、オッサン大丈夫かな…。
てかどないしょ。
まーオモロそうやけどな…。
俺一人なら即オッケーやけど…。
とりあえずツトムにも聞いてみよう。
本日の結果
カウントダウン前
36.1ドル(。-∀-)
シビック前
6.6ドル…(´Д`)
計 42.7ドル(。-∀-)
昨日より全然マシ♪ヽ(´▽`)/
図書館前で清算してからツトムを待っていると後ろから関西弁が聞こえてきた!!
どうやら日本人の若者のようだ!!
話しかけたタイミングでちょうどツトムも戻ってきたので三人でしばらく話す。
話の中でツトムに先ほどの話をすると、ノリノリでオッケーだったので話しながらオッサンを待つ。
ラグビーをしにニュージーランドへ来たというマサキくん!!
けっこうデカい体の彼でもニュージーランドチームの中ではダントツで小さいらしい…。
そんな巨漢に揉まれながら英語の勉強と合わせてがんばっているようだ!!
色々話しているとオッサンがフラフラのまま図書館前へ現れたのでマサキくんと別れる。
マサキくん!!ちょっとしか話せんかったけど楽しかったわ!!
ラグビーも英語もがんばってや~~♪ヽ(´▽`)/
さて…
フラフラのオッサンと合流したが一つ問題が…
オッサンは普段どうやらバスで帰っているようだが、ツトムは自転車に乗っているためバスに乗れない。
俺は歩きでも大丈夫だがオッサンはどうか…。
すると彼は
「歩きでもそんなに遠くない。」
と言って先陣を切って歩き出した。
フラフラに見えるが意外としっかりしてんのかな??
ところが歩き出すとオッサン(ウェイン)は通行人に絡みまくり、クダを巻きまくるのでちっとも進まない…。
オマケに少し進んでは立ち止まる…。
途中でベンチに座ってたドイツ人の女の子(イリー)の横に座ってギターを弾き出し、彼女に絡みまくる…。
イリーもとてもノリが良いコで、普通ならめちゃくちゃ嫌がられそうなウェインの絡みもテキトーにいなしながら笑っている。
イリーに歌ってみてと言われたので2曲ぐらい歌ったりしていると、これまた酔っ払ったカップルが通りかかり、
男の方がウェインのギターを弾き出したりしたのをボケっと眺めながら謎の数十分を過ごす…。
その間にツトムとこのままウェインの家に行くのか、公園に戻るかの相談をするが、
せっかくなので行ってみようということになる。
1時間近くそこにいてさすがにイリーが帰ると言い出したのでようやく出発。
上り坂だらけのクイーンストリートを南へ進み、ひたすら歩く。
途中ウェインが立ち止まり、下を見つめたまま一歩も動かなくなるという現象が何度も起きる。
ひどい時はギターを木に立てかけて「これでお別れだ!!」みたいな雰囲気で置いて帰ろうとしたり、
歩道橋の柵を乗り越えて下の道路に下りたと思ったらすぐに戻ってきて、橋の上で直立不動のまま動かなくなったりと奇想天外な動きを繰り返すウェイン…。
すさまじく酔っ払っている…。
しかも思っていたよりも遠い…。
後半はウォッカを更にあおったウェインが、
「バスなら5分なのになんで俺は今歩いてるんだ!!ファック!!!」
と連発するようになり、なぜか俺が非常に気まずくなる…。
ツトムにも自転車を押したままけっこうな距離を歩かせてしまっている…。
どちらにも申し訳ない…。
もしウェインの誘いを断ってたら今頃図書館でタバコを吸いながらアホ話でもしてたやろうし、彼も今頃ベッドの上やったやろな…
とか何回も後悔した…。
ひたすら長い距離を歩き続け、ようやく彼の住処へとやってきたのは1時前…。
図書館を出発してから3時間ぐらい経ってる…。
後で調べると距離で換算すれば3kmほどだった…。
時速1kmやんけ…。
そして彼の住処は小さなホテル?の一室みたいなところで、入り口は夜遅いためか開いておらず、
ベランダ側の開いていた窓から忍び込まなければならない始末…。
ダブルのベッドがなんとか入るスペースの部屋は三人で寝るにはかなりキツそうだ…。
しかしウェインは酔っ払いながらも俺らに
「お前らはベッドを使え!!!」
としきりに言ってきて、何度断っても聞いてくれなかった。
結局最終的に俺とウェインがベッドで寝て、ツトムが床で寝ることに。
ウェインは何回もツトムに
「すまない!!」
と言っていた…。
えーオッサンやな…。
歩き疲れていたのですぐに眠ろうとしたが、ウェインはウォッカで体が火照りまくっているのか窓を全開にしたまま眠ってしまった…。
夜中に寒さで目覚める事を予見してウルトラダウンに包まり、寝相の悪いウェインの肘パンチを何度も顔面に喰らいながら眠りにつく…。
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