俺はシンシン!ここはジンジン♪ヽ(´▽`)/
2018/09/05
12月3日(木)
6時過ぎにニールの目覚ましで目覚める。
彼は起きてこない…。
何度目かのアラームで彼は目覚め、荷物をまとめて7時頃出て行った。
「ヒッチハイクがんばれよ!!!グッドラック!!!あと高速道路で踊るな!!」
ニール!!!
長距離乗せてくれただけでなく一晩泊めてくれてホンマありがとう!!!♪ヽ(´▽`)/
娘さんに折り紙渡しといてな~~♪ヽ(´▽`)/
彼は出発したがチェックアウトは10時らしいので朝ごはんを食べ、今のうちにブログの下書きと充電!!
9時50分にチェックアウトして通りへ出る。
さぁ、次なる目的地はマサルくんがバスカーがいないと言っていたバンダバーグ!!
日本人も多いらしく、イメージではエアーっぽい!!!
なんか稼げそうな予感がしますな。(。-∀-)
ブルースハイウェイ方面へ戻る58号線を目指して歩く。
すると大き目の交差点の角にマクド発見!
フローズンを注文し、書き溜めしておいたブログをアップする。
外へ出ると目の前にはコールスとKマートが一緒になったショッピンセンターが…。
歌うぜ♪ヽ(´▽`)/
ダッシュでKマートの前に陣取り歌い始める♪
15分後…。
やたらガタイの良い白髪の警備員に止められる…。
「ここは歌うトコじゃねー!!今すぐやめろ!!!このスットコドッコイが!!」
うぉっ…。
けっこう怒ってらっしゃる…。
「30分だけでき…」
「すぐやめろ!!!」
こわ…。
なんか雰囲気がマズそうだったので急いで片付け始めるが、オッサンは一歩も動かずこちらを凝視…。
いやいや…、どうせすぐ止められるんやからそんな見つめんでももうやめるよ…。
しかしオッサンは俺が荷物を抱えて動き出すまで微動だにしなかった…Σ(-∀-;)
オッサンが正しいのだが態度にちょっとイラつきながら移動しようとすると、
「お前は、 ココで、 歌うことは、 できない!!!!」
もうわかっっった!!!!!!
何を力込めて言い直しとんねん!!!
ケンシロウかよ!!!
スゲーなオッサン…。
職務に忠実すぎるぞ…。
仕方がないので荷物を持って道の反対側にもあったウールワースが入ってるショッピングセンターへと移動。
中でリンゴを買って少し休憩。
地味にさっきの15分の結果
28.5ドル…。
15分…。
うおーーー!!!!めっちゃ稼げるやんこの辺!!!!
こうなったらこの店の前でやったろかい!!!!
とベンチを立って入り口前に移動しようとした瞬間、
遠くのほうから視線を感じる…。
白髪がスゲー形相でこちらを見ている…。
あれっ!?
kマートの警備員ちゃうのん??
白髪は見るからに怒った感じの早歩きで俺の元までやってきて指を指しながら何か言おうとたので、すかさずリンゴを見せて
「アイムジャストショッピング!!!!」
と言うと
オッサンは指を下ろしながら
「お前は、 ここでも、 歌うことは、 できない!!!!」
もうわかっっっっっっっった!!!!!
てかオッサンが視界に入った瞬間あきらめたよ!!!!!
再度「ジャストショッピング…。」
と言うと納得したのかオッサンはほんの少しだけ笑顔になって
「向こうの店もこの店も俺の管轄だ!買い物楽しめスットコドッコイ!」
と言ってデカいケツを揺らしながら去って行った…。
う~ん残念…。
ココより先はもう何もなさそうなので予定通りバンダバーグに向かおう。
と店の外を見たらなんか暗い…。
そう…
雨が…。
しかもかなり激しい…。
たまらんわ…。
雨だけは勘弁してほしかった…。
オーストラリアの雨は長続きしないイメージ!
少し待てばマシになるはず!!!
予想通り20分ほどで雨が小降りになり始める。
その隙を突いて移動しヒッチハイクしやすそうな路肩のある部分まで歩く。
が、移動中に何度か稲光が見えた…。
これはマズイ…。
絶対またくるぞ…。
案の定また雨が降り出した…。
しばらく待機…。
もう3時回ってるやん…。
30分ほど待つとようやく雨があがる!
まだうす曇りで不安定だがもう待てん!
車道に立ち『Bundaberg』と書いてアピール!!
1分後、中学生ぐらいの男の子を乗せたオバちゃんのスポーツカーが路肩に停まる!!!
「もうちょっと58号に近づいたほうがいいわよ!!!交差点まで乗せてあげる♪」
ありがとうソニア&息子♪ヽ(´▽`)/
途中で息子のサイフがなくなり、一旦元の位置まで戻って探したりするハプニングもあり、なんやかんやと時間が経っている…。
58号につながる交差点で降ろしてもらった時には4時前!
空模様も気になるので大急ぎで58号線を目指す。
幸い移動中に雨は降らなかったが、58号線に着いたと同時に雨が降り出した…。
近くにあった会社の軒下で少し雨宿りさせてもらう。
うぉぉ…無駄な時間が過ぎてゆく…。
向こうの空は晴れてるのになんで雲は進路と平行に移動すんねん!!
もっとこう垂直に来いや!!!
ケアンズと一緒やんけ!!
30分程待ってようやく雨がやむ!!!!
今のうちじゃ!!
もうこうなったらバンダバーグは諦めてまずはふもとの町まで行くぜ!!!
紙に新たに『Benaraby』と書いて20分後…。
「おい、乗ってくか???」
キレイな黒いRV車の中からナウなヤングが手を振っている!!!
仕事帰りだというアントンは数年前にヨーロッパを数ヶ国回ったことがあるという♪
この前ニュージーランドで初めてスノボをしたらしく、「難しいな…」とうなっていた。
彼はBenarabyのガソリンスタンドまで乗せてくれて、
「バンダバーグまでは距離があるからここの出口でトラックでも拾えよ!」
と言って20ドル渡してきた…。
断ると
「俺も旅行が好きなんだよ!!!俺からのギフトだからとっとけよ♪」
と言って去って行った…。
アントンめちゃくちゃありがとう♪ヽ(´▽`)/
もし日本にきたら一緒にスノボ行こうぜ!!!
さぁ、こっからが問題やな…。
バンダバーグまではたぶん150kmぐらいやけど時間がヤバイ…。
もうすでに6時前なのでさすがに今からバンダバーグはムリやろう…。
と言うことでリンゴを食べて一服してから一つ先の町『Miriam vale』と書いて車道へ。
10分後、
「今からそこ通るから乗っていきなさい。」
デカい車に乗った優しそうなオバちゃんが停まってくれた♪
彼女はノーレル!
旦那さんと娘さんの三人で自宅に帰る最中らしく、旦那さんと娘さんは後ろの車だという。
彼女の仕事はナースなので俺の手の話とかで会話が弾む♪
あっと言う間にミリオンバリーまでやってきたが、ノーレルは
「ここは何もないわよ!あなたジンジン(バンダバーグへ行く分岐点の町)まで行く??」
と言って、そのまま乗せてくれた!!
ジンジンまではここからちょうど100km!!めちゃくちゃ助かる!!
道中も彼女は英語のアールの発音のチェックや毒を持ったヘビの種類とかを教えてくれる。
お返しに折鶴と手裏剣を折って渡すと
「運転してて作るトコ見てなかった!!!!」
とめちゃくちゃ興奮してくれた♪ヽ(´▽`)/
7時を過ぎ、辺りが真っ暗になった頃にジンジン到着!!!
トイレの近くで降ろしてもらい後ろの車の娘さんがトイレのチェックとかしてくれた。
去り際にもめちゃくちゃ心配してくれたノーレル家族!!!
ホンマありがとう♪ヽ(´▽`)/
さっそくトイレで用を足し、眠れそうなベンチを探してうろつく。
えー感じの屋根つきベンチ発見!!!
まだ寝るには早いのでギターを取り出し座って弾いていると、
50代ぐらいの夫婦がやってきて
「ここで晩飯食べてもいい?」
と聞いてきた。
もちろんオッケーだがなんでわざわざこんなトコで…。
聞くと彼らはオーストラリア一周の旅の途中らしく、たまたま夕食時に立ち寄っただけのようだ。
少し話をして20分ほどでいなくなってしまった…。
と思ったら、直後に今度は愉快ないでたちのオッサン二人が現れて先ほどと同じように、
「ここで晩飯を食べていい?」
と聞いてきた。
もちろんオッケーだがなんでわざわざこんなトコで…。
聞くと彼らはオーストラリア一周の旅の途中らしく、たまたま夕食時に立ち寄ったわけではなく、車がぶっ壊れて立ち往生中なんだとか…。
オッサン二人はベロベロに酔っ払っていて、ドミニクというヒゲもじゃのオッサン(どこで入手したのか気になるめちゃくちゃクオリティの低い半ズボン装着)が、
パットというずっとしかめっ面で一言もしゃべらないオッサンの代わりに自己紹介したりしている…。
ドミニクにコーヒーか紅茶飲むかと聞かれたので欲しいというと、
彼らの車に戻ってコンロと鍋を持ってきて湯を沸かし始めた…。
しかもコーヒーと紅茶の種類も豊富で砂糖、牛乳、クラッカー、クッキーと何でも揃っている…。
スゲー…。
このオッサンら年季入っとんなー…。
紅茶を入れてもらい飲みながら話す。
映画に出てきそうな風貌としゃべり方のドミニクはパットに話しかける時に必ず「~なぁパット!」
と名前を入れるのだが、回数が多すぎるうえに何の話をしてもずっと黙って首の動きだけで返事するパットが段々ツボにハマってきた…。
「俺はドミニク!こいつはパット!ヨロシクな!なぁパット?」
コクッ。
「俺らはシドニーから北上中なんだが車が壊れてな…、なぁパット!」
コクッ。
「明日修理に出す話は済んでるんだが今日はココで足止めだ!!なぁパット?」
コクッ。
「おい、コーヒーでいいのか?なぁパット?」
コクッ。
「砂糖は一杯か?なぁパット?」
ちょっと眉毛を吊り上げる。
「オッケー!二杯だな!なぁパット?」
コクッ。
アカン…。
ニヤけてきた…。
でももしかしたらパットはしゃべれないのかもという可能性もあるので笑ってはイカン…。
しばらくするとドミニクは車から肉やら野菜やら調味料やらを持ってきてベンチでいきなり料理をしだした…。
サバイバルナイフを巧みに操り、肉と野菜を切り刻んでゆく。
ゴツイ肉にタマネギ、にんにく、塩、をぶち込み強火で焼きまくる!
そして取り皿にレタス、トマトを加えて準備する。
めちゃくちゃ豪快な男の料理…。
スゲー良い匂い♪
ドミニクがまた何かを取りに車に戻っている間にしかめっ面のパットが交代し、やはりしかめっ面のまま肉をダイナミックに炒める!
段々肉がえー感じの色に変色してきてめちゃくちゃウマそう!!!!
心なしかパットのしかめっ面も緩んできたように見える。
すると戻ってきたドミニクが何か黄色と黒が混じった得体の知れない物を持ってきていきなり鍋にぶち込んだ!!!
瞬間、
「テメー!!!何入れてんだ!!!!」
いきなりパットがブチ切れた…。
しゃべれんねや…。
怒鳴られたドミニクはキョトンとしながら、
「エッグプラント?だよ…、何怒ってるんだ?なぁパット?」
「肉が台無しだろうが!!!なんだそれは!!???変なもの入れるな!!!!」
「いやいや、スゲー美味いから試してみろよ…なぁパット?」
「せっかく良い感じだったのに!!!!」
と言って子供のように怒り出すパット…。
が、
怒りまくって少しだけ落ち着いたのか、
ドミニクに言われたとおり少しだけ手にとって舐めた…。
…。
片方の眉毛がめちゃくちゃ吊りあがりドミニクを見つめ
コクッ。
美味かったんや…。
「ワハハ!!!だから言ったろ?なぁパット?」
コクッ。
アカン…。
この二人めちゃくちゃえー感じ♪ヽ(´▽`)/
もう途中から笑い出してしまったのでドミニクもつられて笑いまくっていた!!!
それでもパットが全然笑わないのでよけいにツボってしまいしばらく笑い転げる…!!!
そうこうしているうちに料理が出来上がり、彼らは食パンを取り出してサンドして食べ始め、
「お前も好きなだけ食え!!なぁパット?」
コクッ。
と言ってくれたのでいただく。
めっちゃくちゃ美味しい♪ヽ(´▽`)/
例の黄色いヤツもとにかく美味い!!!!
さらにパットは魚の切り身も焼き出してソレも一緒に挟んで食べる!!!!
うめーーーーー!!!!!!!
これは最高♪ヽ(´▽`)/
夢中でむさぼり紅茶で流し込む…。
キレイに食べ切って三人でタバコをふかしながら休憩♪
「お前が南下するならMalenyという町に行ってみろ!ヒッピーがたくさんいてきっとオモシロいぞ!なぁパット?」
コクッ。
という情報をいただき、彼らは車に戻って行った。
席を立つ時にパットがクラッカーを差し出してきたので、「サンキュー!」と言って受け取ると、
かたくなにしかめっ面を崩さなかったパットが眉毛を吊り上げてほんの少しだけ笑った!!!!
めちゃくちゃ嬉しい♪ヽ(´▽`)/
クララが立った時のハイジはこんな感じだろうか…。
そんな彼らの車まで道具を一緒に運び、もうそこそこいい時間だったので俺は近くのベンチで横になる。
ジンジン油断してたらオモロいやんけ(。-∀-)
でも明日はバンダバーグを目指そう♪ヽ(´▽`)/
てな感じで就寝オンザベンチinジンジン♪
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