そそくさグイリンの巻!!桂林♪ヽ(´▽`)/
2021/10/29
2008年4月4日(金)
二度の留年のおかげで高校在学中に成人式を迎える事になった僕は、合法的にタバコが吸えるようになりました。
ということで学校帰りにタバコを吸っていると、巡回していた警察官2人に止められます。
一緒に居た友人達はみな未成年だったため慌ててタバコを消していましたが、堂々と吸えるようになった僕はそのまま吸い続けていました。
すると反抗的な態度と受け取られたのかおまわりさんは若干語気を強めて早く消すようにと促して来ます。
そこで
「いや、おまわりさん。僕20歳なんですよ。」
と言ってみると、
「見え透いたウソをつくな!!!」
と叱られました。
ふふふ…
免許証を取り出して見せてみます。
おまわりさんは怪訝な顔で受け取り2人で確認した後で
「ホ、ホンマや…」
「2回留年したんか?」
と聞いてきたのでそうなんですと答えると、
おまわりさんは半笑いで
「がんばれよ!」
と言って去って行きました。
何をやねん。
そんな唖然な今日の1曲♪
『沈没船のモンキーガール』 DREAMS COME TRUE
音楽の趣味が全く違う姉の唯一の影響がこのドリカムですな!
ホンマすばらしい♪ヽ(´▽`)/
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今日はようやく到着できた桂林の街並みを見物するべく8時半に起きて荷物を預け外へ。
やっぱり雨が降っていた…
安物の傘を買い、一番近くにありそうな象鼻山公園という所へ。
引き続き腹の具合がイマイチだったので恐る恐る歩く。
象鼻山公園はメインの岩山の先端が象の顔に見えることからその名がついたらしい。
入場料を払い園内へ。
特になんてことない公園内をひたすら進むとメインの岩山へ到達。
おぉ!
ホンマや!
象の鼻に見える!!
見えるよね。
しかし確かに風情ある佇まいではあるものの、尋常じゃない観光客の多さがせっかくの景観のステキさを半減させていた。
当然自分もその中の一人なんやけど…
ちなみに階段にカメラを置いて踊ったのでたくさんの人に笑われる。
せっかくなので象鼻山の山頂に登ってみようと思い階段を上り始める。
下から見るとそんなに高くなさそうだったが意外と時間がかかる。
そしてようやく八分目ぐらいまで来たときに突如下腹部に強烈な違和感!!
きたっ!!
これはヤバイやつや!!
今屁こいたら100%具も出る!!
でももう少しで頂上!!
きっと便所があるハズ!!
てかなかったらアウトやな…
とても下山するまではもたないレベル…
すがるような思いで頂上までたどり着くと幸いにも便所があり事無きを得る…
今日は紙も持ってるし。
ただ肝心の景色はあまりたいしたことはなかった…
雨やし…
写真を一枚撮ってすぐ下山。 俺観光向いてないな。
結局爆弾を抱えたまま遠出をするのはあまりにも危険極まりないと判断し、おぼろげな足取りで宿まで戻る。
途中2回も便所に行く…
ハバネロ焼き鳥食べるから…
アホやなホンマ。
その後なんとか腹を落ち着かせ歩いて色々見て回ったが桂林は前評判が高すぎたのかイマイチ…
キレイで見所はたくさんあるし行けていない場所も多くあるのだと思うが、とにかく人が多すぎて微妙…
そこでなんとなく観光地化してしまった桂林よりも阻朔(やんしょう)のほうが良いというネットの情報を信じ阻朔へ行ってみることにした。
かろうじてもう一箇所見た観光地。 後ろのマンションで台無し感がスゴイ。
ここへ来る時は色々面倒くさい思いをしたのに街の探索は半日で終了…
そして出る時はめちゃくちゃスムーズだった…
さらばグイリン。
阻朔まではバスで1時間。
特に並ぶこともなくあっと言う間に到着しバスを降りる。
!!!!
おぉ!!!!
目の前に飛び込んできたのはまるで水墨画のような風景!
奇妙な形の岩山や不思議な雰囲気、悪天候のおかげで全体的にぼやけた感じが良い感じ!!
ここえーやん!!
実際見たらえー感じ。
が、泊まろうと思っていた宿はここからさらに山奥に行った所にある興坪(しんぴん)という小さな村なのでステキな阻朔には10分ぐらいしかいなかった。
まー帰る時もう一回ちゃんと寄ろう。
小さなバス停で興坪までの切符を買い、バスが来るのを待つ。
やってきたのはカンボジアに行く時に乗ったハイエースみたいなワンボックス。
しかしこっちは後部座席を取り外して真ん中に平べったい机を置き、そこに数人を座らせてあとは回りの狭い席に身を細めてしゃがむといった画期的なバス…
バス停に到着するやいなや待っていた人たちが我先にと乗り込み、どうみてもマックス10人乗りであろうそのバスに運転手含め20人は詰め込まれた。
さらに後部座席のドアが開いたままバスは走り出し、窓際のオッサンは落ちないように体を支えたりしていた。
そしてバスは興坪に到着する間一回も止まらない。
当然他にも何個かバス停らしきものがあり、人も待っているのだが全く止まらない…
彼らはバスが通り過ぎる間に飛び乗ったり飛び降りたりしていた…
スゲーな…
そんな感じでバスは次第に街から離れて行きどんどん人気のない山奥へ進む。
ふと窓の外をみるともはや完全に水墨画の中に溶け込んだみたいでとんでもなく幻想的な景色!!
めっちゃスゲーーーー!!!
ドラゴンボールの悟空が昔住んでいたところみたいな山々!!
俺が小学生の時に思い描いていた中国のイメージはまさにこんな感じやと思いただただ驚愕し見入ってしまった!!
もしかしたらホンマに桂林よりこっちの方が見ごたえあるんちゃうか!!
この景色だけで来た価値アリ!!
などと感動しているのは恐らく俺一人。
この辺の人達はこれが普段の光景なので見向きもしとらんですな…
とかなんとか色々考えている間にも人々は飛び降りまくり、興坪に到着する頃には乗客は4人になっていた…
ようやく興坪に到着。
バスは小さなバス停で止まったので降りる。
その場からちょっと見渡しただけやけど興坪マジで田舎やな~…
でもその全く栄えていない街並が周りの景色と絶妙なコラボでめっちゃ絵になる!!
朝から変わることのない曇り空が暗くなり始め、さらに良い感じ!
中国に入って初めて曇りで良かったと思った!
この村は明日いろいろ見てみたいな。
今日はとりあえず宿。
と思いお目当ての宿を探しながら街をうろつき、不思議なお菓子を発見して食べたりしていると、チャリに乗ったオッちゃんに日本語で話しかけられる。
「日本人か?」
と言われ
「そうです。」
と答えると
「ウチに来るか??」
とオッちゃんが言う。
話を聞くと、オッちゃんは俺が探していた宿『老寨山旅館』のオーナーのハヤシさんだった!
探していたことを伝えるとハヤシさんは喜んでくれて、彼の案内で老寨山旅館向かう!
その頃には辺りはすっかり暗くなっていたが街灯すらないので道は真っ暗。
案内ナシやったら迷うな…
旅館に着くと奥さんのビンビンさん、息子のキタローくんが迎えてくれた。
宿には同じ日本人のチバさん(70代)とフシミくん(28)がいたので日本のテレビ番組に取材された時のハヤシさんのビデオを見ながら語る。
彼ら二人も桂林よりここの方が良いと言っていた。
ハヤシさんはこの村ではかなりの有名人らしく、10年前にここの名所の老寨山の頂上からの景色にハマってしまい住み着くことになったのだとか。
最初の頃は日本人ということでかなり嫌われていたらしいが、階段のなかった老寨山にハヤシさんが手作りで頂上まで階段を作る姿を見て村人は心を開いてくれたのだそうだ。
それ以来この村の人たちは日本人を嫌がらなくなっているらしいので、小さな規模かもしれないが日中友好の架け橋になっているオッちゃんに敬意を払う。
ビデオには中尾彬とか有名な芸能人がこの旅館に来ている映像が映っていた。
ハヤシさんも交えて4人でしばらく話し込む。
チバさんは航空会社を定年退職し、年に数回大好きな海外旅行に行っているらしい。
フシミくんは仕事を辞め、バックパッカーでウズベキスタンなどの中央アジアを通って中国に来たのだとか。
彼らのいろんな話を聞く。
中国に入ってから外国人すらほぼ見なかったので、久しぶりに日本人と会った感覚になりかなり嬉しい!
気がつけば12時近く。
明日はドラゴンボールな世界を堪能しようと思い寝ることにしたが、ハヤシさんが「一番いい部屋」と太鼓判を押してくれた俺の部屋は正直そうでもなかった…
シャワー出んかったし…
トイレ壊れてるし…
明日直してもらおう…
現在地
中国 広西チワン族自治区 興坪
老寨山旅館
↓を押すと、あの時の警察官が署に戻ってネタにしてる説にセブンスター1本。
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