オッサンとランデヴーの巻!!バンコク♪ヽ(´▽`)/
2021/10/01
2008年3月8日(土)前半戦
毎回↑に日付けを書いてますが、今は番外編で過去の話のため一体どうすべきか悩んだ末にもう当初の日付けを入れて台湾編はまたしばらく後にまとめて書くことにしました。
まーここの日付け参考にする人とかまずおらんでしょうけどね。
万一気になる人がいたらちょっと分かりにくいかもしれませんがご容赦ください。
さて、始まりました番外編。
1日目を書きましたがどんな感じでしたでしょうか?
今よりもちょこっとだけ文章が長めでちゃんと内容があるなと自分自身で思いました。笑
そして今でこそ慣れてしまったような事でも、やはり最初は無知ゆえの勘違いや当時のネット環境なども相まってとんちんかんな行動をしてしまっている日記も多々見つかり、愉快な思い出とともに旅をする時代や年代によっても感じ方や考え方が変わってくる事を実感しています。
この時はバスキングなんて知りませんでしたしね。
そんな今とは全く違ったスタンダードな旅行スタイルの東南アジア旅行。
この先一体どうなってしまうのでしょうか…
請うご期待!!!
何このベタな冒頭。
そんな安易な今日の1曲♪
『夜が明けたら』 LUCKY TAPES
僕はこっち系の曲が好きなんでしょうね♪ヽ(´▽`)/
~~~~~~~~~~~~
日付けは変わりようやくスタートラインのバンコク国際空港に降り立った。(ドンムアンだったのかスワンナプームだったのか全く覚えてない。)
荷物はレーンの隅にポツリと置かれてあった。
良かった…
さて、着いたのは良いがどうしよう。
街への移動手段は何がえーのやら。
バスかな??
などと考えながらロビーへ。
出発前の情報ではロビーに出るとタクシー等の呼び込みのオッサン達がひしめき合っていると聞いていたため若干楽しみにしていたのに夜中すぎて人っ子1人いない…
残念…
とりあえずタバコが吸いたかったので閑散とした空港内を出口目指して歩く。
しかしこんな時間にひとまずの目的地、カオサンロード行きのバスはあるのか?
などと考えてる間に出口。
扉を開けた瞬間、重く生暖かい空気となんともいえない臭い!!
いきなり異国の地にやってきた実感が沸く!!
なんかわからんけどテンションが上がりまくり眠気はすっ飛ぶ!!
うおぉぉぉ!!!!
俺は今タイという国に降り立ったのだ!!!!
とかなんとか興奮しつつ灰皿を探す。
すると空港内と別館を結ぶような通路の真ん中らへんに灰皿発見。
日本から二箱しか持ってこなかった貴重なセブンスターに火をつける。
…
直後に、
「ヘイ!ジャパニーズボ~イ!」
と間抜けな声が聞こえてきて、振り返ると少しだけスマートになった高木ブーにソックリなオッサンが不気味に微笑んでいた…
ブーはやたら陽気で、
「今から何処へ行くんだ?」
「日本の何処から来た?」
「名前は?年は?」
などと質問責め。
上陸して初めてのタイ人なのでテキトーに話しを合わせつつ様子を伺う事に。
ブーの名前はチャリ・ウィンストサワット(47)というらしく、プーケットでバンガローを経営していて今からプーケットに帰るところだという。
英語が全く分からないので定かではないが、彼の話の中に高確率で「マイファミリー」という単語が入っているのに出てくるのは母親の事だけなので恐らく独身。
そんなチャリにコーヒーを飲みに行こうと誘われ、空港内の軽食屋みたいなところに行く。
腹が減っていたのでサンドイッチとスイカジュースを頼む。
チャリは嬉しそうに英語で色々と話かけてきたが、さっぱりわからなかったので
何を聞かれてもとにかくとびきりの笑顔で
「オ~イェ~」
と答えておいた。
おぉ、なかなか会話成り立つもんやな~!
などとオーイェーしか言ってないくせに一丁前に悦に浸りながら店を出る。
そのままチャリがカオサン行きのバス乗り場に連れてってくれた。
しばらく待つとバスがやってきてどうやら30分ぐらいでカオサンに着くらしい。
チャリに「コップンカップ」(タイ語でありがとう)と言い別れを告げようとするとそのままチャリもバスに乗り込んでくる。
???
あれれ?なんで?
プーケットに帰るんちゃうんかい?
と思ったらチャリは、
「俺はカオサンに詳しい。カオサンまで案内してやる。」
と言ってきた。
ちょっとありがたかったがカオサンまでは1本道らしく、正直案内してもらうほどのことではないような…
とかなんとか考えてる間にチャリは目の前の座席にドッカと腰を下ろす…
なんでやねん。
さらに、
「だからバス代はお前が払ってくれ!頼む!」
とずうずうしく言い放った一言で一気にキナ臭い匂いが漂い始める…
ちょっと、というかかなり訝しんだが何事も初体験のためノーサンキューとも言えずチャリの分もバス代を払い出発。
日本とは物価が違い過ぎるし、初日で日本の感覚のままの状態では非常に安い金額だったため大して気にもならなかった。
と言い訳しておく。
バスは乗ったと思ったらあっと言う間にカオサン到着。実際はそこそこ距離があったのだろうが新鮮さが時空を超えたようですな。
唯一撮った写真。
カオサンは夜中の4時ぐらいなのにまだまだ人がたくさんいてお酒を飲んだりしていた。
ウワサどおりニューハーフがいっぱいで、チャリに聞かなければニューハーフとわからない綺麗な人や、(なぜかタイ人には区別がつくらしい。)一目でわかる身長180cmぐらいでとんでもなくイカリ肩の絶望的な人もいた。
そして日本のお祭りのように露天商が並び、皆それぞれに何かを食べたり飲んだりしていて嗅いだことのない不思議な匂いと喧騒が異国感を演出しさらにテンションアップ!
ちょっと見回しただけなのに非常にオモシロい!
しかし探索は後にしてとりあえず宿を探さねば。
こんな時間に開いてんのかな?
するとチャリが、
「カオサンは俺の庭だ、宿探しは任せておけ!」
と言いウロつき始めたので付いていく。
が、3、4件行ったものの全て閉まっていた…
そらそーやろな。
チャリの方を見ると
「ブァハ~ハァ~」
と笑うだけ。
なんじゃこのオッサン…
しかたがないのでゲストハウスの前に腰を降ろし、朝まで待つことにした。
撮影者チャリ・ウィンストサワット(47)
チャリに再びお礼を言い別れようとすると、彼は急にモジモジし始める…
???
そして蚊の鳴くような声で
「ア、アイムノーマネー…」
「ギブミーマネー…」
と言い出した。
出た!!
きな臭い予感的中!!
なんかそんな気がしたわ!笑
何やらぶつくさ説明を始めるチャリ。
英語なのであやふやだがどうやら話を要約すると
「ATMのカードが割れてしまい現金を引き出すことができない。」
「プーケットまで戻れないので途方に暮れていた。」
との事。
ホンマか?
一応カードが入らない事を近くにあったATMで実演して見せるチャリ。
セロテープで応急処置したら大丈夫っぽいし、翌日銀行にでも行けばなんとかなりそうなボロボロの理論を熱弁する47才。
「お願いだ!!2000バーツ貸してくれ!!」(6000円ぐらい=当時のレート)
かなり胡散臭かったので疑いの眼差しで見つめると、チャリは見た事もない形相で
「俺は決して怪しいものではない!名刺も社会IDもある!
金は必ず返す!!」(たぶんこんな感じ)
「お前がプーケットまで来てくれたら空港までプラカードを持って迎えに行ってやる!
そして俺のバンガローに泊めてやる!!!
オフクロの料理も食わせてやる!!!!
魚釣りにも連れてってやる!!!!!
最高の女を抱かせてやる!!!!!!(マジでユーキャンセックスビューティフルレディーとか言っていた。)
だからプリーズ!!!!!!!」
…………
もう必死…
さすがになんだか可哀相になり、プーケットは旅の後半で行こうかなと思っていたし、目的が出来るのもいいかなと思い貸すことにした。
なんとなく憎めないキャラやしな。
いいよ、と言うとチャリは目玉が飛び出るほど目を見開き
「オゥ!!センキュー!!センキュァーー!!!!!」
「ユーアーベストフレンド!!!」
と嘘くさすぎるペラッペラの親愛表現を20回ぐらい繰り返し、友情の証だと言って去り際にボロいリュックサックをくれた…
なんで…?
てか2000バーツでプーケットまで帰れるんか??
まーえーけど…
チャリ・ウィンストサワット(47)
色々疑問はあったが外国で始めての友達ができたと思ったらえーかな、とか考えていると日が昇り始める。
チャリが去ってから20分ほど、5時半ぐらいになるとゲストハウスから一人、また一人と宿泊客が出てきた。
おっ!なんか日本人ぽいやん!!
やっぱけっこう日本人おるんやな~!
などと感動し、とりあえず声をかけ色々話をする。
しばらくバンコクに滞在してる人、今から旅立つ人と様々で当たり前のように話す皆がスゴい人に思えた。
スゲー!!
俺も早くこの異国の土地を歩いてみたい!!
いろんな事が待ち受けてるやろな~!!
と期待に胸を踊らせながら目の前の宿にチェックイン。
同時にとにかく腹が痛かったのでトイレに駆け込む。
ここで問題が…
東南アジアはトイレが水洗ではない場所が多いらしく、ほとんどが桶に入った水をすくって手動で流すというシロモノ。
紙はなく、持参でトイレットペーパー等を使用した場合は便器には流さず、使用後片隅に設置してあるゴミ箱に放り込むらしい。
事前にほぼ勉強してなかった為そんなシステムとは知らず、おもっくそ便器に紙をぶち込んでしまった…
当然便器は一発で詰まる…
ヤバ!!
慌てて水をかけまくると事態は更に悪化!!
どないしたらえーねん…
便器に溢れる水…
な、流れん…
…
もはやどうすることもできずカオスと化した便器をしばらく見つめていた…
が、悪あがきはやめて開き直り何事もなかったかのようにごく自然にトイレから出て、前の広場に座り直す。
後でトイレに入ったタイ人が
「ホアー⁉⁉★#%@‼‼‼」
と絶叫し大騒ぎになったが完全に知らんぷりを決め込み、犯人捜しを始めたタイ人に協力するそぶりを見せながらそそくさと2階へ逃げ込んだ…(この時はホンマにゴメンなさい…)
ドミ(複数人の相部屋)にいた日本人に軽く挨拶をして、空いているベッドに荷物を置く。
荷物を置いた事でホッとしたら強烈な眠気に襲われたので、散策は後回しにしてひとまず眠る…
トイレほんまスンマセン…
ふぅ…
今日はさっそくカルチャーショックやったわ。
現在地
バンコクのゲストハウス(名前忘れた)
↓を押すと、8年後に行ってみたらまだ営業していたので一安心。
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