晴れてくれやハロン湾の巻!!ハノイ♪ヽ(´▽`)/
2021/10/19
2008年3月25日(火)
小学2年生の時、当時オトンの勤める会社の社宅に住んでいた僕はひたすら外で遊んでいました。
世帯数が非常に多い社宅だったため子供の数も多く、敷地内に先日書いたグラウンドや公園などもあって遊び場所や相手には困らず毎日愉快に過ごしていました。(学校では毎休み時間かかさずドッジボール。)
遊ぶ人数が多い時は定番のドッジボールやサッカーやかくれんぼ等色々ありますが、人数が少ない時はその場その場で遊びを考案したりデンジャラスな度胸試しをしたりと今考えると何がオモシロかったのかさっぱり分からないゲームに夢中になっておりましたな。
そんなある日、ケンゴという友人と2人で遊んでいて何かしようということになり、豊富な遊具がたくさんあった公園へ移動します。
チョイスした遊具はブランコ。
恐らくたくさんの人が挑戦した事がありそうな定番の『ブランコを漕いでどれだけ遠くへ飛べるか』ゲームに興じる事に。
先行はケンゴ。
あまり得意そうではなかったのに意外な飛距離を見せました。
余裕で勝てるとタカをくくっていた僕は焦り、自分の順番が回ってくるやいなやまたもや考えなしに全力でブランコを漕ぎ始め、ほど良い飛距離を出すための角度を全く無視して力いっぱい空中へ飛び出しました。
右手の腕が折れましたな。(記念すべき初骨折)
右手はポパイのような太さに腫れ上がり、あまりの痛さに泣きながらオカンに報告すると、
「男のクセに怪我ぐらいで泣くな!」
と言われ、今日はもう遅いので明日病院へ行ことに。
男どころか猪木でも泣くんちゃうかと思うぐらい痛かったのですが、そう言われては致し方がない…
が、我慢しようと思ってもポパイな右腕は夜中になるとさらに熱を帯び、とても寝ていられるような状態ではなく一晩中もんどりうつ羽目に…
翌日接骨院へ行き腕を見せたところ、
「ポックリ折れとりますな。」
と告げられ、オカンはなぜ昨日連れてこなかったのかと先生に叱られておりました。
内心「それみたことか!」と不機嫌になった僕ですが、帰りにマクドナルドのポテトとヨーグルトシェイクを買ってもらってすっかり上機嫌になり、翌日登校した僕は骨折ヒーローとしてもてはやされ(小学生の時は骨折したヤツはヒーロー扱い)さっそく左手でドッジボールに参加していましたな。
う~ん、タフ…
そんな強靭な今日の1曲♪
『GT』 クレイジーケンバンド
車全然興味ないですがこの曲は大好きです♪ヽ(´▽`)/
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7時に目覚めるとまだウィンさんは眠っていたので用意をして出かける。
どうやらホモ疑惑は取り越し苦労だったようだ。
心底良かった。
腹が減っていたのでパン売りのオバチャンからフランスパンを買う。
一つ5000ドン(約30円)らしくお金を渡して去ろうとするとオバチャンは怒り出す…
「ヘイ!50000ドン!!」
ウソつけ!!
さっき5000て言うたがな…
しかも買ったのは小さめのフランスパン!
昨日食べたこのパンよりゴージャスなあんかけパンですら5000ドンやぞ!
ちらりとオバチャンの籠を見ると50000ドンどころか2000ドン札と5000ドン札が1枚ずつしか入っていない…
すでに計算おかしいやんけ…
朝っぱらからカモろうとするなや…
オバチャンは2回ぐらい
「ノーノー!!50000ドン!!」
と言っていたが無視すると何も言ってこなくなった…
ふっかけるのもあきらめるのも早すぎるベトナム人…
すげーバイタリティやな…
全く油断も隙もない…
フランスパンをかじりながら昨日の旅行会社APTの前に到着すると、日本人の女の子が2人いた。
ケーコちゃんとマミちゃんの2人は大学生でハノイの貿易大学に一ヶ月日本語を教えに来ているらしい。
すぐに仲良くなりたくさんの外国人と一緒に出発!
途中のパーキングエリアで朝食。
鋼鉄のように堅いチーズバーガーを食べる…
噛み切れなさ過ぎてアゴが乳酸の塊となり、食べ終わると顔がホームベースのように変形していた。
スタッフ試食したことあんのか?
そんな光景を見て笑っていた香港人の3人組(ブライアン、パトリック、ネルソン)と仲良くなる。
英語名?と不思議に思ったが香港の人は英語名と中国名があるらしく、ほとんど英語名で生活しているのだとか。
そーかー、イギリス領やったからか。
彼らは仕事仲間で有給を取ってベトナム旅行にきているのだそうだ。
バスの席も近かったのでハロン湾までみんなでいろいろ話をして過ごす。
その時にケーコちゃんに写真を見せてと言われたのでデジカメを渡すと
「なっちゃんや!」
と言って驚きだす!
聞けばケーコちゃん、マミちゃんはカンボジアで一緒だったなっちゃんと同じ大学で顔見知りなのだとか。
スゲー偶然…
ハノイに来るのが一日でも早かったり遅かったりしたらこの偶然はなかったんやな~などと感心し、世の中繋がっとるの~とかなんとか悦に浸っていた。
そんな感じで3時間半ぐらいバスに揺られ波止場に到着。
ここからは船で進む。
船の操舵手のオッちゃんがほんの少しだけメルギブソンに似ていた。
似てないな。
海賊船を思わせるナイスな木造船で20分ぐらい走り、ようやくハロン湾のメインである巨大な岩群が見えてきた!
ハロンにはその昔、空から舞い降りた龍が吐き出した宝玉が奇岩に変化したという伝説があるので漢字で『下龍』と書くらしい。(本の受け売り)
今日はAPTの人の言ったとおりやはり曇りだったので店の中にあったポスターとはちょっと違うが、それでもハロンの奇岩はスゴイ存在感!
なんか伝説の宝島とかの舞台になりそうな不思議な感じがする。
写真見たら悲しくなってくるわ。
岩の船着場に停泊し、乗客全員テンション上がりまくりで奥にあるという鍾乳洞へ向かう!
鍾乳洞の中は山口県の秋芳洞のような感じでライトアップされておりなかなかファンタジー。
当然ケーコちゃん達に撮ってもらいながら踊ったりした。
おぉ…
ホンマカメラ教えて…
そして洞窟内をどんどん上がって行き外に出ると、目の前にはハロン湾の壮大な景色が!
海と岩との見事なコラボで一枚のキレイな写真のように広がっていた!
うぉー!
スゲー!!
という語彙力のカケラも見当たらない感嘆文しか出てこないぐらいスゴイ。
上記の表現が全てウソくさく見えてしまう写真。
たしかにパイレーツオブカリビアンの風景という意味がなんとなく分かる。
乗ってきた船が完全にカリビアンに寄せてるっても理由の6割は占めてるけど…
船。
まー正直カリビアンそない好きでもないのでどうでもえーけど景色は最高!
さすがは世界遺産!
洞窟の出口からは岩伝いに階段で下まで降りて船の中で昼食。
ブライアン達やインド人の夫婦と一緒に囲む多国籍の食卓。
全然言葉は分からんかったがスゲー楽しい!
あ~せめて英語しゃべれたらもっと楽しいやろに…
なんでモヤかかっとんねん…
その後は小さなボートに乗り換え水上の市場に行き、見たこともないような魚や青色のカニで驚いたりした。
イカ。
なんやコレ…
めっちゃ強そう…
脚が青いカニ。
カンボジアのトンレサップと同じようにここでも水上での生活者が多数いる模様。
しかし不便そーやな…
ボートは進み、岩に囲まれた穴場らしきところで踊ったりする。
そこそこ時間が経ち元の船に戻り始めたところでハプニング。
ボートが突然止まってしまい小1時間ほど立ち往生。
インド人のオッチャンに
「さっきお前が踊ったからだ!」
とジョークを飛ばされたが、よく見ると目が笑ってなかった…
まーここはなんとか地元の少年のヘルプなどもありボートは復活。
無事に船に戻ることができた。
ハロン湾の絶景をしっかり目に焼きつけ帰路につく。
戻りのパーキングでは店のオッサンがハノイ名物の水タバコを吸っていたので一服させてくれと頼むと、オッサンに
「キツいからお前にはムリだ。」と言われる。
おいおいオッサンなめんなよ。
普段吸ってるタバコセブンスターやで…(日本ではかなりキツい部類)
ちょっとやそっとでキツいとか思うかい。
と、どデカいパイプの先に火をつけおもいっきり吸い込んでみるととんでもない衝撃が喉に走り、顔面が煙まみれになるぐらいムセこんでしまった…
キツ…
マジかよ…
オッサン何を吸うとんねん…
タールに換算すると40mgぐらいあるんちゃうんか…(セブンスター14mg)
確実に早死にするぞ…
そんな反応を見てオッサンとブライアン達は大爆笑!
悔しかったのでもう一度吸わせてもらうとちょっと慣れた。
煙を吐く時クセで輪っかを作ると周りから歓声が上がりもう一回作ってくれと催促されて大盛り上がり。
輪っか作るの日本人だけなんかな…
まーこんなしょーもない事で喜んでもらえて良かったわ!
強烈だったタバコがだんだんおいしく感じ始めたのでパイプごと売ってくれと頼むと、めったに売れないのかオッサンは
「オ、オーケーッ!オーケー!!」
と言いながらダッシュでレジ近辺を引っ掻き回し、置いてあった置物を倒したりしながら新聞紙を探し始める慌てっぷり。
必死の形相で包み込むと息をきらせながら3ドルだと言う。
おぉ、安いやん!
と思ってたらハノイの街の雑貨屋で1ドルで売ってた…
オッサンの使い古しが3倍かよ。
どないやねん。
ボラれないと誓ったこの帽子の意味…
帰りにブライアン達に晩飯に誘われたが、先にケーコちゃん達とベトナムの代表的なデザートらしいチェーという謎の食べ物を出す店に行く約束をしていたので残念ながら断る…
が、ブライアンは連絡先を教えてくれて、
「もし香港に来ることがあったら必ず連絡してくれ!」
と言ってくれた!
ありがとう!!
香港か~、フエで会ったヨシくんも良かったって言うてたしな。
一回行ってみたいなー!
でも遠いしなー…
そんな感じでAPTの前に到着し、ケーコちゃん達のホームステイ先の門限があるのですぐにチェーの店へ。
デザートの店らしくとってもオシャレだが店内はほぼベトナムギャルしかおらず男は俺一人だけでけっこう浮いていた…
チェーとは果物メインのベトナム版練乳入りあんみつもたいなもので、果物好きの俺にとってはかなりステキなデザート!
練乳の仕業でとんでもなく甘いがめっちゃ美味い!
指!
食べ終わると二人は更に違う種類のチェーがある店を知ってると興奮気味に話し、間髪入れずに2軒目へ…
チェーは美味しいが正直胸ヤケが…
少し歩いて2軒目に到着。
先ほどの店より少し大きく確かに色んな種類のチェーがある。
アナザーチェー。
3人ともさっきとは違うチェーを食べる。
彼女達はとてもおいしそうに完食していたので俺もがんばったが甘すぎて味覚がマヒしてしまいとても完食はムリ…
女性はなぜケーキなどの甘いものを何個も食えるのか…
スゲーな…
結局半分ぐらい残してしまった…
店を出るとちょうど良い時間で彼女達はホームステイ先へと帰って行く。
今度は日本で会おう!
色々ありがとう!
俺も宿まで戻りウィンさんと近場の屋台で晩飯。
ウィンさんは存分に買い物をしたらしくごきげんだった。
食べながら今日あった出来事を話していると突然
「香港行きたいならチケット使っていいよ。」
と、まさかのビックリ発言!!
マジかよ!!
ホンマにえーのか!!
何度もウィンさんに確かめたが、彼は
「どうせ余ったら捨ててしまうのだから。」
と爽やかスマイル!!!
ウオォォォーーー!!!!
マジかーーー!!!!
遠すぎて絶対ムリと思ってた香港に行けるとは!!!
めっちゃ嬉しい!!
なんたる幸運!!
ウィンさんよ、ステキすぎるぜフィリピーナ!!
ホンマありがとうございます!!
それならと明日さっそく香港に行こうとしたが、ウィンさんに
「ハノイから香港行きの飛行機はないよ。ホーチミンからなら出ている。だから明日一緒にホーチミンに行こう。」
と言われる。
え…
そーなん??
そ、そんなことないと思うけどなー…
ハノイは首都やのに…(後日調べたら普通にあった)
まーでも航空会社勤務のウィンさんの言うことならそうなのかもな…
どうやらホーチミンには彼のオジサン夫婦が来ているらしく一緒にスパワールドに行こうと誘われる。
なぜにスパワールド…?笑
今日もステキな出来事や出会いがあり、風のように過ぎていった一日はとても楽しかった。
ベトナム滞在可能日数がちょうどあと2日。
ホーチミンで一泊して最終日に香港か~、理想やな~!
今日は行動が全ての要であるということを再認識。
実に良い一日でしたな!!
現在地
ベトナム ハノイ
Ngoc Minh Hotel
↓を押すと、僕の写真見てハロン湾に行きたくなる人ゼロ人説。
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