ようやく晴れたよラストナイトの巻!!南寧♪ヽ(´▽`)/
2008年4月7日(月)
高校2年の時、国道をバイクで移動していて脇道に逸れるために信号を右折しました。
が、曲がり始めた瞬間交差点を一本間違えた事に気付き、慌てて元の道に戻ろうと逆方向にハンドルを切ったところ、なかなかのスピードが出ていたようで全く戻りきれずに中央分離帯の黄色いタルみたいなのに真正面から突っ込みました。
コレすね。
突然タルが目前に現れたと思ったら気付けば数メートル離れた道端で倒れており、通りがかったオバちゃんの「大丈夫?大丈夫?」という声で目覚め、事故って吹っ飛んだのだと認識します。
現状がどうなっているかも分からない状態でしたが「大丈夫?」と聞かれると反射的に「大丈夫です。」と答えてしまうもので、僕の返事を聞いたオバちゃんは「大丈夫なら良いけど…」と言って去って行きました。
しばらくぼんやりとしていた僕ですがとりあえずバイクを点検します。
エンジンはかかるようでしたが走行するのは難しそう…
むむ…
困った…
というか身体は??
と思い色々確かめてみるとあちこち打ち身があるぐらいで特に問題なさそうでしたが、どうやら耳から出血している様子…
マジかよ…
上の方チギれかけとるがな…
イテテ…
まー逆に言えばヘルメットは首から後ろにかけていただけだったのに耳だけで済んで良かったのかも知れませんが。
…
てかどうしよう…
面倒くさいな…
頭も打ったんかも知れんし…
バイクも動かないうえに若干フラついてもいたのでとりあえずタバコを吸いながら座りこんで落ち着くのを待ちます。
すると一台のスーパー高級な車が通りかかり、僕を通り過ぎた辺りで脇に寄せて停まったと思ったら中からめちゃくちゃイカついどう見てもヤ○ザのオニーサン(30代前半ぐらい)が降りてきました…
オニーサンは開口一番
「おい!イケるか?どないしたねん!」
と駆け寄ってくれました。
事情を説明すると家の番号を聞かれ、当時携帯を持っていなかった僕の代わりに家に電話をかけてくれました。
「あー、通りすがりの者ですが…」
というセリフを生まれて始めて聞きました。
オニーサンからの電話を受け、オカンとイトコが迎えに来てくれるという事になったようで一安心。
オニーサンにお礼を言うと彼は
「おい、めっちゃ血出てるやんけ。車に乗って座っとけ!」
と言ってくれました。
たしかに血は出ていたしこの時は気温が低かったので寒いなとは思っていましたが、当時の僕では逆立ちしても買えないような高級車を血で汚してしまうのは申し訳ないと感じたため断ると、
「アホか!えーから乗れや!」
と後部座席へ座らせてくれてガンガンに暖房を入れてくれ、さらに暖かいコーヒーを買ってくれました。
現場が家からさほど離れていなかったこともあり、わりとすぐにオカンとイトコが来てくれたためそのまま病院へ行くことができ、バイクは修理が必要だったものの耳は数針縫っただけで頭の検査結果も異常なく事なきを得ました。
良かった…
病院へ行く前にオニーサンにしこたま感謝の意を伝え、オカンが後ほどお礼に伺いますのでお名前はと言うと、
「名乗るほどのモンちゃいますよ。それより気をつけて運転せーよ。」
と言って去って言ってしまいました…
カッケー…
シブ過ぎる…
俺もこんな大人になりたい…
ヤクザなろかな…
そんな任侠な今日の1曲♪
『There’s Nothin feat.The DEY & Juelz Santana』 Sean Kingston
何言ってるか全然分かりませんが大好きです♪ヽ(´▽`)/
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今日で出発してちょうど1ヶ月。
中国入りして1週間でもある。
朝7時に起きて用意し桂林行きのバスに乗る。
大変お世話になったチバさんに別れを告げ、不思議で素敵な街阻朔を後にする。
千葉さんには本当に感謝!
ありがとうございました!!
来たときと同じ1時間弱で桂林に到着し例の省ターミナルで国境付近の街、南寧行きのチケットを購入。
今回は非常にスムーズに購入できてご満悦。
10時45分発だったので、出発までの小1時間は前回も行った喫茶店で時間を潰す。
この店のタピオカ入りオレンジジュースは絶品だった。
外を見ると桂林は今日も曇り。
中国に来てから一回も太陽見てないな…
時間になったのでバスに乗り込むと座席と足元が広くなかなか快適。
おまけに朝食までついていた。
南寧へ向かう道はキレイに舗装されているハイウェイなので、バスは猛スピードでぶっ飛ばす。
流れる景色を見ながらずっとマキシマムザホルモンを聴いていた。
天才すね彼ら。
この調子なら今日中にベトナムに入れるんじゃないかと思えるぐらい快適!
途中立ち寄ったパーキングエリアで売っていたフランクフルトを購入。
今まで一度も食事でハズレがなく何でも美味しかった中国で、このフランクフルトだけ腰が抜けるほど不味かった。
フランクフルトってどうやったら不味くなるねん…
特にトラブルもなく3時半ぐらいに南寧に到着。
そのまま勢いでハノイまで向かおうとしたがチケット売り場はこことは全然違う場所にあるらしく、今度は市バスに揺られなんちゃらターミナルという長距離バスチケット売り場までやってきた。
広州に比べると遥かにキレイで快適なターミナル。
が、今日のチケットはもうないらしく、結局一泊するハメになる…
ホンマ計画性…
やむをえず明日朝8時半出発のチケットを購入し、宿を探すために表へと出る。
するとようやく1週間空を覆っていた雲がはれ、太陽が顔を出した!
気分も爽快でゴザル!
しかし南寧は中国のハズレの方で南にあるため、気温がかなり高く蒸し暑い…
さらにターミナルから街までは結構遠く、徒歩ではキビしそう…
よし、ほなそのまま市内行きのバスに乗ろうか…
と思ったのに夕日がキレイだったので、なぜかボケっと歩き出してしまった…
そしてそのまま勢いで歩き続けることに。
…
したのが大失敗…
クソ重い荷物を背負って人民大道という道を歩き、バス停を3つぐらい越えたところで暑さと疲れでブッ倒れそうになる…
素直にバスに乗っておけば良かった…
くたびれ果てて途中の交差点で荷物を置いて休憩…
タバコ(真龍)を吸いながら黄昏ていると家族連れが散歩しているのが見えた。
じっとこっちを見ているので挨拶をしてみるとオッちゃんが話しかけてきた。
安宿を知っているか紙に書いて尋ねると、オッちゃんは「ついて来い。」というジャスチャーをして歩き始める。
オッちゃん一家の後ろを歩き続ける。
オッちゃんはずっと無表情…
怒ってんのかな…
ズドンと長い人民大道の向こうに夕日が沈んでいくのが見える。
久しぶりに見た夕焼けがやたら気持ち良い!
夕日。 南寧の写真これ一枚。
しばらくすると小さなバス停前でオッちゃんは停まる。
結局バスに乗ることになったのだが、切符代を払おうとするとオッちゃんはなぜか俺の分も出してくれた…
ありがとう!
バスは20分ほど走り、街の中心部までやってくる。
するとオッちゃんが「次で降りろ」と言うので周りを見ると、たしかに泊まる所がたくさんありそうな感じ!
歩いて来てたらメチャクチャ時間かかったやろな…
バス停に到着したので
「謝謝!!」
と言うと、今までまったく無表情だったオッちゃんが右手を上げ、笑顔で
「気にすんな!」
と言ってくれた!
奥さんも小さな子供二人も手を振ってくれた!!
う~ん、ステキ過ぎる…
ありがとうオッちゃん一家!!
とりあえず目の前にあったホテルに行ってみると一泊200元。
高いな…
周りにはちょこちょこホテルがあったので数件回ってみると、150元のところを発見。
120元しか持ってないと言ってセコく値切り泊めてもらうことに。
後で知ったが中国にもゲストハウスみたいな安宿があったらしく、ここの半額ぐらいの値段で泊まれるのだそうだ…
情報って大事やな…
まーもう中国出るからどうでもえーけど。
とりあえず荷物を置き、明日乗るバスの乗り場まで歩いて確認しに行く。
南寧はなかなか都会。
国境付近の主要都市って感じやな。
身体も軽くなり意気揚々とホテルを出ると、すぐ横の小さな駐車場で半袖半ズボンのオッサン二人(40代後半ぽい)がバトミントンをしていた。
中国はえらいオッサンが活発やな~。
楽しそうやん!
と思ったが、よく見ると二人ともめちゃくちゃムキになっている…
時折
「ハッ!」
「シェア!」
というような掛け声まで飛び出したりして真剣に勝負している…
どういう状況なのか…
バス停まではけっこう遠く、15分ぐらい歩く。
南寧あったかいわ~。
今まで夜はだいぶ寒かったので半袖で動き回れるこの気温がナイス!
バス停を確認し、戻りにパン屋でお菓子とコーラを買って帰る。
ふと横を見るとまだバトミントンやっていた…
命でも賭けてんのか…
部屋に戻って一息。
今日が中国でのラストナイト。
入国した時はホンマ最悪な国やと思ったけどそんなこともないな!
1週間と短い期間でもステキなところがたくさんあった!
確かに自己中ぶりを発揮しまくってた方々も多々おったけどそれはそれでハタから見てる分にはオモロイし、優しい人もたくさんいて飯も美味しい!
いや、正直この自己中文化は慣れが必要やけども!
見かけたカップルの、女の子は可愛いのに男はそうイケメンでもないという法則も発見した。
ケミカルウォッシュのジーパンにTシャツをインしている伝説の男たちを何人も見た。
扉のない大便器でウンコしてるオッサンと目が合ったりもした。
いろいろひっくるめてオモシロいぞ中国!
振り返ってみればやけど!笑
南寧には移動の途中で寄っただけになってしまったが夜の街並みはなんとなくいい感じ!
今度来るときはもっと上の方(上海や北京)にも行ってみたいな~!
事前のウワサを遥かに超越していたスーパーチャイナ!!
再見♪ヽ(´▽`)/
現在地
中国 広西省チワン族自治区 南寧
聖喜莱大酒店
↓を押すと、血まみれでフラついている時に反対車線に地元の先輩が数人車に乗って通りかかったため、助けてもらおうと手をあげたところ「あ!シンシンや!イェ~イ!!」と手を振ってそのまま去って行った時の絶望感にシェーンカムバック。
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