古都ことフエでフィリピーナの巻!!フエ♪ヽ(´▽`)/
2021/10/16
2008年3月22日(土)
近所のグラウンドでタコ上げをしていた小学4年の時、伸ばし過ぎた糸が風で煽られグラウンドを囲うフェンスに絡まりついてしまいました。
しかもそこそこ複雑に絡まり合っていたらしく、下から手繰ってもなかなかほどけなかったためやむを得ずフェンスによじ登って上からほどく事に。
悪戦苦闘の末なんとか糸をほどき地面に降りようとしたのですが、ふと見るとグラウンドにはたくさんの子供達が。
そこでしょーもない案を思いついた目立ちたがり屋の僕は2メートルぐらいあるフェンスの上に立ち上がり、
「おい!みんな見とけよ!!ここから宙返りで飛び降りたるわ!!!」
と大声で叫びました。
おぉ!という歓声とともにグラウンドにいた子供達から一斉に注目を浴び、ちょっとドキドキしながら態勢を整え、「おっしゃー!!」とかなんとか叫びながら勢い良く宙へ飛び出しました。
ところがそのフェンスには植物の蔦がけっこうな強度で所々に巻き付いていて、どうやら僕の足元にも侵食していたらしく、気付かない内に右足の靴が半円形の蔦の中にすっぽりと収まっていたのですな…
そうとは知らず勢い良く飛んでしまったので右足を支点にキレイに真下へ弧を描きながら一直線。
伝わりますかね…?
右腕が折れました。
人生2回目の骨折ですな♪ヽ(´▽`)/
(1回目も右腕)
そんな蔦災な今日の1曲♪
『イッサイガッサイ summer tribe mix (KREVA)』 Dragon Ash
シブ過ぎます♪ヽ(´▽`)/
~~~~~~~~~~~~
朝4時にバッチリ目覚め、身支度を済ませ下に降りると兄ちゃんはまだ寝ていた。
声をかけると起きてきて、めんどくさそうだったがバイクを駆り出し駅まで送ってくれた。
駅にはすでにかなりの数の乗客が集結していてみな朝ご飯を食べている。
俺も売り子のオバチャンに声をかけバイン・ミー・ティットを食べる。
やはり美味しい。
5時40分ぐらいに列車はやってきて55番という幸先良さそうな席へ着席。
2時間ほど寝てから車内でマットダンスを踊ってみることにした。
まーまー人が多いのでけっこう恥ずかしかったが売り子のオネーサンに協力してもらいなんとか撮影成功。
よしよし、ちょっとずつ動画も溜まってきたで。
列車はダナンという街を通り過ぎ、一路フエを目指す。
ダナンとフエとの間には絶景と評判のハイヴァン峠という峠があるらしく、進行方向右手に見ることができるらしい。
俺の席55番は幸運にも右手の窓際。
これは楽しみやな~!
ビデオでもセットしとこかな!
するとおそらくダナンで乗り込んできたであろうカップルがなにやら俺の横でごにょごにょ相談している。
どうやら彼氏の席が俺の横の56番、彼女の席は少し離れた44番なので並んで座りたいから席を替わってほしいとのこと。
快くOKし、日本では不吉とされる44番の席へ移動すると、席は進行方向の左側…
マズい、ハイヴァン峠…
ビデオ撮れるかな…
そうこうしてるうちに列車はハイヴァン峠にささかかったらしく車内からは
「オォッ!!」
と歓声が上がりはじめる!
えぇ…
どこどこ!!??
ビデオを構え窓際に行こうとするも、かなりの人だかりのため近づけん…!
ちょ、ちょっと俺にも見せて!!!
…
過ぎ去ってしまったようだ…
…
人の頭で隠れた窓の隙間からちょびっとだけ見えるハイヴァン峠をかろうじて記憶に焼き付ける…
マジかよ…
本来なら優雅にビデオを撮りつつダージリンティーなんぞ片手に絶景に酔いしれていたはずが、おそらく必死の形相でスラムダンクの桜木花道のフンフンフンディフェンスのようにあちこちからスキマを覗く体たらく…
ふと席を譲ったカップルの方に目をやると、ダージリンティーなんぞ片手にこれでもかというくらいイチャついていておもくそ後悔した…
55番と44番は天国と地獄ぐらいの差があった…(脚色中)
あとで少しだけ撮れたビデオを確認すると、予想どおりなにがなんだか分からない映像になっていてかなりシケたが、あのカップルに至福の時間をプレゼントしたと思ってあきらめよう…
写真もないからどんな峠かもう忘れたし…
そんなこんなで16時40分にフエ到着。
なんとなく田舎っぽい駅で人もそこまで多くなかったが、バイタクのオッサンはいつもの如くすかさず群がってくる。
乗ろうとした矢先に目の前に長く続く一本道が見え、なんとなく良さそうだったので今日は歩くことに。
どれがバイタクでどれが一般人なのか不明。
途中ベトナムの英雄ホーチミンが幼少期に通っていた学校なんかもあり、いろいろ見物しながらひたすら歩く。
これ。 かなりどうでもいい。
道の左側にはフォン川が流れており、ちょうど夕日が沈む時間帯だったので川と夕日をバックにして踊ったりした。
しかし雰囲気の良い道やな~!
ホンマにステキな夕焼けでしたな。
しばらく歩くと少しずつ賑やかになってきたので宿を探し始める。
…
しかしとにかく荷物が重い…
バックパックを背中に背負い、タイのチャリにもらったリュックにホーチミンで買ったミニギターを刺し、ギターのネック部分にベトナム帽を二つかけ(一つはタカちゃんが忘れていったため)それをバックパックと対になるように体の前に下げた状態で歩く様はまるでちんどん屋…
相撲取りの気分をバーチャル体験しているかのよう。
荷物からしてなんという計画性のなさ…
結局最終日までこの旅で出会ったバックパッカーの誰よりも重装備だった…
そんな荷物を恨めしく思いつつ歩き続け、大通りから少し離れた細道で手ごろな宿を見つける。(4ドル)
とりあえず荷物を置き、ようやく身軽になったので探索に出てみることにした。
フエはどうやら日本でいうところの京都のような街らしく、様々な遺跡や旧市街があったり逆に高いビルなどはなかったり、でも田舎過ぎず都会過ぎずうるさ過ぎず静か過ぎずで雰囲気が良い。
などと勝手に情緒を感じて悦に浸りながら宿の前の細道を抜け、大通りの交差点にさしかかった時に人とぶつかりそうになる。
スンマセンと謝ると、その男は
「オ~、ベリ~インタレスティングハット!」
と、俺の麦わら帽を見て叫ぶ。
?
妙になれなれしく話しかけてくる大柄の男はウィン・ペレスという名で33才のフィリピン人らしい。
(この男との出会いが今後の旅をより愉快に仕立て上げることになるとはこの時は予想だにしなかった。)
ウィンさんは日本語が少し話せるらしく、自己紹介がてら少し話をしていると晩飯に誘われたため近所にあったハンバーガーショップに入る事にした。
聞くところによると彼は航空会社で働いており、年に一回まとめて休暇が取れるので今回はベトナムに遊びに来たのだそうだ。
他にもいろいろ話をして意気投合し、明日も昼飯を一緒に食べようという約束をして一旦別れる。
ウィン・ペレス。
再度街へ繰り出すとすっかり夜になっていた。
どうやら今日はお祭の日らしく、町の広場には出店やプチダンスホール、ミニゲーム(輪投げ等)があり、明るい音楽が流れたくさんの人が楽しんでいる。
白い飴みたいなのを買って食べながら川沿いに向かうと、先ほどまではあまり人がいなかったのになぜか川沿いは人で埋め尽くされていた…
花火か何かあるんかな?
あるかどうかも分からない何かに期待しつつ対岸に見える旧市街の光を見ながら一服してると、突然強烈な眠気に襲われる…
ヤバ…
今すぐここで眠りたいぐらい眠い…
どうにもヤバかったのであるかどうかも分からない何かは諦めフラフラになりながら宿に戻る…
ベッドにたどり着いた瞬間に眠ってしまい、恐ろしくリアルで怖い夢を見たらしく目覚めると12時ピッタリで全身汗だくだった…
(12時ピッタリというところに何か恐怖を感じたが、よく考えたらだからなんやねんとなった。)
とか言いながらもちょっとビビったので背後を気にしながら恐る恐るシャワーを浴びる…
何歳やねん…
明日は旧市街の方へ行ってみよう。
現在地
ベトナム フエ
ビンジュエンホテル
↓を押すと、大勢の前で飛び降りを大失敗し究極に恥ずかしかったので、「これ骨折れてるわ!」となぜかドヤ顔で吐き捨て、振り返らずにグラウンドを去ったあの日の僕に敢闘賞。
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