なんとなく暗いなの巻!!プノンペン♪ヽ(´▽`)/
2021/10/07
2008年3月13日(木)
4枚しかない下着のうち2枚のケツの部分が修復不可能なほどビリビリに破れました…
何があったのやら…
ピンチ。
そんな不穏な今日の1曲♪
『ロマンチック』 THE BLUE HEARTS
最高ですな。
高校2年の時(1回目)の文化祭で演奏した記憶。(ドラム)
確かもう1曲は『青空』だったような♪ヽ(´▽`)/
~~~~~~~~~~~
AM7時半のバスに乗るため6時50分に起きて余裕ぶっこいてウンコをしていると、ホテルのスタッフの兄ちゃんが
「バスストップ!ハリーアップ!!」
と叫びながら部屋に飛び込んで来た…
なんでやねん、まだ30分もあるやん…
ゆっくりウンコさせてくれや。
と思ってたら7時半発のバスはホテルからかなり離れた場所から出るらしく、そのバス停に行くための車がすでにホテルの前に来ているとのこと!!
おや!!!!
ヤバイ!!
音速で肛門を閉じ、散らかしっぱなしの荷物を慌ててバックパックに詰め込む!!
ところが家電製品用の差し込み口変換プラグが見当たらない!!
あれがなかったら色々不便…
兄ちゃんにちょっと待ってくれ!と告げると、
「ボォォーーーケェェーーーッッ!!!ハルィィィィーーアップァーーーーッッッ!!!!!」
バチ切れ。
こらアカンわ。
しかたがないのでプラグはあきらめ、急いで車に乗り込む。
プノンペンで買うか…
売ってんのかな…
車に乗ると昨日出会ったリエさんがいて彼女もプノンペンに行くらしい。
なんとか7時半に間に合いバスに乗ることができた。
バスの中はエアコン&テレビ付きでけっこう快適。
プノンペンまでは6時間ほどらしく、バンコクからシュムリアップの道のりに比べるとずいぶん短いので楽やな!
とってもステキなシュムリアップを離れ、バスは一路首都プノンペンへ向かう。
「楽やな」とか油断していたが例の如く路面がまったく舗装されておらず、荒れ狂った道を運転手のオッサンはハイスピードでぶっ飛ばす。
しかもなぜか特に何もないのにやたらとクラクションを鳴らしまくるオッサン。
冗談抜きでクラクションを叩き上げるオッサンの腕の残像が見えるほどの激しさ…
なんでや…
しかしそれはオッサンに限らずこの辺の人たちは皆やたらとクラクションをならす傾向にある。
そういう国柄なんかな?
わからん…
そんなプーコラうるさいクラクションをBGMに車内のテレビでは中国映画が放送されており、言葉はわからないが内容は戦争もので、一人の中国人の女の子が日本兵に稚拙な罠をしかけ撃退するという『ホームアローン』のような映画。
まるでドリフのような分かりやすいコメディに乗客は大ハシャギ!
ウソやろ?
何がどうオモロいねん…
女の子が明らかにハリボテの岩石を山の上から転がすと、日本兵が大慌てで両手を上げて逃げ惑うシーンでは盛り上がりはピークに達し、乗客のカンボジア人、欧米人などは拍手喝采雨あられ…
「ブラボー!」
とか聞こえてくる始末…
ギャグのセンス古くない?
ここの人達なら頭の上にタライをおとして「バタンQ」と言っただけでも爆笑するのではないか…
常日頃から思っているが、やはり笑いのセンスにおいて日本にかなう国はないな!
知らんけど。
そんなどーでもいいところで俺は日本人でよかったなーと思った。
スゲーのどかな市場。
こんな調子で快調にバスは走ってゆく。
途中立ち寄った村でご飯の上に茶色いなにかが乗せられた物を食べる。
めっちゃウマい!
カンボジア飯ホンマウマいな~!
でも川魚をココナッツで蒸す『アモック』という伝統料理は最後まで食べなかった…
だんだん車通りが増えてきて街も賑やかになり始めた2時過ぎぐらいに首都プノンペン到着。
さすがに首都だけあってかなり栄えている。
がシュムリアップには全くなかった高層ビルも立ち並び近代的な雰囲気がなんか微妙な感じ…
バスが停まるやいなやスゲー数のオッサンが
「トゥクトゥク!」
「ゲストハウス!!」
と言って群がってくる。
『地球の歩き方(東南アジア編)』を見ると、ボンコック湖という湖の周りに安宿が密集しているらしい。
とりあえずリエさんを誘い、てきとーにオッサンを捕まえてボンコック湖へ。
10分ほど走ると湖近辺に到着するが、路地裏の雰囲気満開で壁に落書きが大量にあり道もデコボコ。
どことな~く暗いスラム街のような感じ…
そんな怪しいオーラがなんとなくステキなボンコック湖周辺。
ウワサどおり宿はたくさんあったので、看板が目に付いた『same same ゲストハウス』という宿に決める。(400円ぐらい、一体何がsameなのか…)
とりあえず荷物を置き宿のロビーみたいな広い部屋に行くと、ポールというオッサンがコーヒーを飲んでいた。
ポールはトゥクトゥクの運転手で10ドル払えばプノンペンの見所を案内してやるという。
あー、バンコクの初日みたいなヤツやな。
リエさんと相談した結果、6ドルまで値切り案内をしてもらうことになった。
ポールは値切られたことにブツブツ言いながらも顔は相当ニヤけていた。
射撃場→キリングフィールド→博物館→王宮というコースらしく、まずは射撃場に向かう。
射撃場ではちょっと高かったがマシンガンを撃たせてもらう。
人生初の銃。
トリガーは軽いがとんでもない爆音と衝撃でなにやら不思議な感触…
こんなもんで人は簡単に死ぬのか…
コエー…
射撃場で中にいた係りのオッサンがアンコールワットで入手した帽子をえらく気に入ったらしく、オッサン愛用のアーミー柄の帽子と物々交換を申し入れてきたが、この帽子は二度とボラれへんぞと誓った戒めの帽子なので断った。
青のTシャツと白のハーフパンツの組み合わせに帽子は迷彩…
オッサンのいでたちにはセンスのカケラも見当たらなかった…
しばらく帽子を手放さないオッサン。
射撃場を後にし次はキリングフィールドという場所へ向かう。
名前だけ知っていたがどういう場所なのかは知らずにいた。
全然知らなかったカンボジアの虐殺の歴史…
まさにそこで大量虐殺があったらしく、数千個の頭蓋骨が並べられていた。
実感こそ沸かなかったが感慨深いものがあり、ちょっとだけテンションが下がった。
ような気がした。
ここ。
頭蓋骨が納められている。
何も読めなかった…
その後に博物館に行くが、虐殺された人たち一人一人の写真が数え切れないほど飾られている…
それらをゆっくり見て周りながらこの人たちの人生とはなんやったんやろーな。
とかガラでもないことを考えてたらなぜかほんの少しだけおセンチな気分になってきて、さっき撃ったマシンガンが急に恐ろしく思えてきたような気がした。
少し外の空気を吸ってから再度建物の中に入ると日本人発見!!
男3人組の彼らは確かタイのMPツアーの前におった人たちではなかろーか。
さっそく声をかけると向こうも少し覚えていてくれてたらしく、一緒に晩飯に行くことに。
博物館を出るといつの間にか夕方に。
ポールのツアーの最後は王宮。
国王が住んでいるだけあってとても立派な建物で尋常じゃないくらいデカくてキレイ!
陽が沈みかけの薄暗さも手伝ってエキゾチックなたたずまい!
これはナイス!!
なのに写真が一枚もないのはなぜだ…
王宮を背後に踊ったりしているとあっというまに時間が過ぎてしまったので、ポールにお礼を言いついでに晩飯の約束をした場所まで送ってもらう。
待ち合わせ場所は彼らが泊まっているプノンペンでは有名な『キャピタルゲストハウス』という宿の前。
すでに3人は下に降りてきていて、俺とリエさんと合わせて5人で謎のカレーを食べに行く。
タカちゃん、リョーくん、ヒデくんの3人とはすぐに仲良くなり、特にタカちゃんはかなり愉快な人物でいろんな話を聞かせてくれた!
彼は大学の在学中に1年半休学し世界一周したらしい!
今回は大学の卒業記念旅行で2週間アジアを周るのだという。
とにかくオモシロいヤツで、年は3つほど下だが尊敬すべきナイスガイ!
話は尽きず、カレー一杯で長い時間粘っていた。
それにしてもプノンペンはビルのせいかなんとなく全体的に暗い感じがして、あまり滞在する気にならない…
もちろんステキな場所もあるだろうし長く居ればまた印象も変わるのだろうが。
皆に伝えると全員同感らしく、変な一体感で盛り上がる。
こーなったらいっそのことプノンペンを出てベトナムにでも行きますか!
との提案にタカちゃんとリョーくんが賛同。
リエさんとヒデくんはもうちょいプノンペンに滞在してみるらしいので、俺とタカちゃん、リョーくんはさっそく明日ベトナム入りすることに決定。
しかし移動手段はどうしよう。
バスとかあるのかな?
などと考えているとタカちゃんが、
「どうやらメコン川をボートで下ってベトナム入りする方法があるらしいよ!」
とナイスな情報を提供してくれた。
しかもボートのチケットはキャピタルゲストハウスのカウンターで買えるらしい。
ナイスタイミング!!
陸路よりそっちのほうが完全にオモシロそーなのでさっそくチケットを買いに行く。
リエさんとヒデくんとは明日でお別れやな。
しかし世の中にはオモシロい人間がたくさんおるな~。
世界一周か…
さー明日はいろいろ興味があったベトナムに初上陸。
どんな国なんやろか。
現在地
カンボジア プノンペン
same same ゲストハウス
↓を押すと、パンツの穴が塞がります。
にほんブログ村
インスタグラム♪
フェイスブック♪
メールアドレス♪
shinshin1512@gmail.com